私達のビジネスでは、植林をして森林を保全することも重要です。
当社では、約200万ヘクタールの森林を250年サイクルで持続的に保全していく責任ある森林経営を徹底して行っています。森林を持続可能な方法で伐採し、本来の自然の生態系を維持しながら収穫した種と同一の樹種を植栽・管理して、森林の保全に真摯に取組んでいます。
当社は、世界で最も厳しいブリティッシュコロンビア州政府の森林管理認証を受けています。私達は、BC州のチーフフォレスターが定めた年間収穫上限(AAC)を超える収穫をしないという誓約を遵守しています。
伐採地に苗木を植林し、天然林を再生させるなど環境保全のたゆまぬ努力により地球上で最も環境に優しい建材を供給しながら、継続的に環境フットプリントの削減に取組んでいます。
政府の厳しい基準を遵守することに加え、自主的に森林を認定し、独自の森林管理戦略を打ち出しています。
私達の森林戦略では、気候変動、二酸化炭素排出量、生物多様性(絶滅危惧種を含む)、造林、一般市民の関与、水質などに具体的な目標を定めています。
科学的に実証されている原則や手法でテスト・評価・適合しながら、森林管理の改善に継続的に取組んでいます。
持続可能な森林管理の一環として、WFP社では国有林と私有林の両方で巨大樹の保護活動を行っています。B.C Big Treeに登録されいる木よりも直径が半分ほどの大きさの木について保護するようにしています。木々、特に杉・ヒノキ・ファー・スプールスなど特に大きく寿命の長い樹種の保全に力を入れています。
これらの樹々は沿岸の大切な財産であり、森林を守ることは、生物多様性を維持し、生態系と野生生物の生息地の保護に直結します。
サーニッチ林業センターは、BC州沿岸で唯一、採種園と育苗圃を経営する林業センターで、森林再生活動を行っています。1964年に創設され、樹木繁殖の研究開発を行ってBC州の森林再生活動に貢献しています。
豊かな森林を守るため、同センターでは毎年7百万本近くの高品質の改良種を生産し、300万本以上の苗木を栽培しています。
森林の管理保全のため、WFP社はBC州、先住民族、環境保護団体、関連業界が合意して「グレート・ベア温帯雨林協定」を結びました。
生態系に基づいた管理を行うには、森林資源を計画的に使っていくことが重要です。グレート・ベア温帯雨林の15%を伐採を行うことがこの協定で認められています。持続可能な伐採を行うことで、地球に優しい木材製品を継続的に供給出来る事になります。
グレート・ベア温帯雨林の85%を保全することで、地域の生態系の健全性を保ち、地域社会の経済や文化のバランスを取ることが可能になります。